成型

自分なりの作り方です。色々と作成方法はあります。

@まず、作りたいタイプのルアーのデザインを考えて型紙を作成します。(好きなルアーを参考にするのもGOOD)
A厚紙にデザインを写し取り、カットする。アイの形も型紙に書いておく。(厚紙でなくてもプラスティック系のものに貼り付けてもよい。)

※ネットからルアーの画像をDLして印刷して型紙の原紙にすると綺麗な形の型紙に・・・
@型紙を使ってバルサ材に型取りをします。
A型取りの際は、同じ木目上に取ります。(木目によって硬さや浮力が変わってしまう。)

※ルアー本体の素材は、バルサ材が一般的(浮力が大きい)。ルアータイプにより檜や杉も使われる。
@型を取ったバルサ材をカッター等で切り出す。
A大雑把に切り出した後、型のラインに合わせて綺麗にカットを仕上げる。

※今回の素材・・・ 写真上(ミノータイプ)は バルサ材、 写真中(バイブレーションタイプ)・下(SASUKE風?)は 檜材を使用し、作成しています。
@左右の型を仮貼り合わせをする。
A貼り合わせる側(内側)に外郭に沿って色を付けておく。
B両面テープを使用し、貼り合わせる。

※貼り合わせ時の色付けは、サンディングの際のセンターがはっきり判る。
@カッター等で、角(コナー部分)取りを行う。サンディングをスムースに行うことができる。

※削り過ぎると修正が効かなくなるので・・・注意。
@サンディング(やすり・ペーパーかけ)を行う。丁寧に仕上げる。

※上下左右・凹凸のバランスを取りながら注意する。
@サンディングすると綺麗にセンターが出てくる。

※写真左側の緑色ラインは、削らないところを判り易くする為。
@型紙に合わせてアイ・フックハンガーを作成する。
A必ず成型したアイ・フックハンガーは、補強を行う。

※型紙とサンディングしたルアー半製品を重ねて長さや位置バランスに注意する。
@丸い物(金属)に針金(ステンレス製)を巻きつけ、下側をプライヤーで挟み込むように成型する。
補強方法

@写真左上は、針金を捻り強度をつけるパターン
A写真右は、写真左下にハンダ付けをし、強度をつけた。

※写真左下の状態に糸を巻き、瞬間接着剤で強度を上げる方法もある。
@写真左上は、アイシャフトを挟み、押さえている。
Aすると写真左下の様にアイシャフトのラインの窪みが出来る。
B写真右上は、材質がバルサと違い硬い場合は、アイシャフトをセットし、ラインを書き移す。
C写真右下は、片側に引いたアイシャフトの位置あわせをした。フック位置からアイシャフトを合わせ残り側のラインを引く。
D彫刻刀やデザインナイフ等で、アイシャフトの溝を削り取る。
@ボディとアイシャフトのそれぞれの重さを量る。
A写真左は、”ミノー”なので、この重さにリップ分を考慮して仕上がり時全体のイメージする。
B写真中央・右は、仕上がり時の重さだけ考慮すれば良い。

※他には、フックとコーティングで、1.5から2グラム位考慮。かなりアバウトです。

完成時の重量やバランスを考えて、ウエイト配置を決めて溝を削り取る。

@写真上は、割りビシ特大(1.96g)×2と2Bカミツブシ(0.7g)×1
A写真中央は、割りビシ特大×2。
B写真下は、割りビシ特大×3と2Bカミツブシ×1。
C木工用ボンドや瞬間接着剤等で貼り合せる。
D一日以上乾燥させてから、全体的にサンディングして型を整える。

※都度、横から見ながら溝を掘り、割りビシなどオモリの半分の深さまで彫り過ぎない様に調整する。

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